ソーラーパネルを使うことによって、自分の電気は自分で補うという考え方ができるのではないかと思う。ソーラーパネルは初めの投資は高いのではあるが、そのうちには、利用したほうが安くなるということがわかる。だが、初期投資が高くて、手も足も出ないということもあるので、決断するといっても簡単にはできないのが現状だ。
例の原発事故以来、原子力に代わる様々な電力エネルギーの開発が求められてるが、その中でも環境にやさしい太陽光発電は有力な候補らしい。今も一部稼働しているものの電力量やコストなど、まだまだ越えなければいけない課題は少なくないが、所詮原子力や石油などの化石燃料が有限であるなら、これを機会に資源のない日本は国策として太陽光発電に傾注すべきではなかろうか。もともと日本は太陽の国なのだから。
昨今、PCは数万円台からとかなり安価に購入できるようになっている。その導入のしやすさから、PC各メーカーは4万〜6万円台で展開するベーシックモデルも主力の1つに据え、「満足できるデザインと普通の性能を備え、かつ安価であればそれに越したことはない」と考える一般ユーザー層に訴求している。
【拡大画像や他の画像、ベンチマークテストの結果】
日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)の「HP Pavilion dv4-3100」(以下、dv4-3100)はこのような層に対し、家庭内で自由に移動しながら使う“ホームモバイルに最適”とするポイントで訴求する新シリーズだ。日本では少し珍しい14型ワイドの液晶ディスプレイと重量2.28キロのボディ、Sandy Bridge世代のCPU、外部GPU(スイッチャブルグラフィックス仕様)、中長時間動作のバッテリー、光学ドライブを内蔵して4万9980円から(BTO対応標準構成例の場合)と、かなり手ごろな価格帯を実現する。
dv4-3100は、標準構成例でPentium B940/2Gバイトメモリ/250GバイトHDD/DVDスーパーマルチドライブの仕様で4万9800円から展開するモデルだが、今回はよりパフォーマンスに優れる“売れ筋の構成”としたCore i5-2410M(2.3GHz/最大2.9GHz/Hyper-Threading Technology対応)/4Gバイトメモリ/500GバイトHDD/BD-ROM+DVDスーパーマルチコンボドライブを搭載する仕様のルビーレッドカラーの評価機でその実力を検証する。
なお、BTO対応モデルは“(2011年7月30日現在)好評につき、一時お取り扱い停止中”というステータスだが、今回の評価機と同じ仕様のお勧め構成モデル「ルビーレッド・ブルーレイROMモデル(dv4-3117TX)」などが7月末より順次同社直販サイト「HP Directplus」で販売が再開された。ルビーレッド・ブルーレイROMモデルの価格は6万3000円だ。
まずは外観から。dv4-3100はルビーレッドとエスプレッソブラックの2色を用意する(エスプレッソブラックは、同じくお勧め構成モデルに、光学ドライブのみDVDスーパーマルチとして5万9800円とする「エスプレッソブラック・DVDモデル」が存在する)。評価機で採用するルビーレッドは深みのある上品な赤の調色で、なかなかきれいであざやかなカラーだ。独自のHP Inprintテクノロジーを用いて花火をイメージした模様を再現しつつ、キズに強く長期に渡る使用でも塗装がはげにくい加工が施してある。ルビーレッドの花火模様は、男性にはちょっと……と思ってしまいがちだが、実機に触れると意外にそうでもない。ブラック系より明るめ色調である分、光沢ボディでも指紋や皮脂の付着が比較的目立たたない。とりわけオシャレを気取ったり、誰かにアピールしたいわけではないが「そんな私でも、たまには赤もよさそう」と思えてしまう上品なトーンは好印象だ。
14型ワイドの液晶ディスプレイは、1366×768ドットとノートPCとしては標準的な解像度をサポートする。表面は光沢仕上げ、小さすぎず大きすぎない適度な画面サイズにより、写真や映像といったエンターテインメント系コンテンツもひととおり自然に楽しめる。視認性は標準的で、蛍光灯下の屋内環境において輝度を最大(11段階に調整可能)にすると明るすぎるほど。普段は5〜7段階程度の輝度と、より省電力な動作状況で使用するとちょうどよさそうである。
キーボードは同社が“浮き石型”と呼称する、テンキーレスのアイソレーションタイプを採用する。主要キーで標準19ミリの正方ピッチを実現し、Enterキーの右側にHome/Page UP/Page Down/Endキーを配置する。キーストロークは約2ミリ、キートップは16ミリ角サイズだ。標準ピッチのキー間隔により、軽めのタッチで違和感なく自然に操作できる。強く押し込むとキーボード面が若干たわむ点、HomeキーがBackSpaceの左、Deleteの下にあり、文字消去時に誤操作してしまいやすい点、カーソルキー(特に上下)が小さく、やや操作しにくかった点は気になったが、こちらは慣れの範囲だろう。なお、日本語配列ながらスペースキーが幅約77ミリ(主要キーの4つ+α分)と比較的長めにとられており、日本語変換時に操作しやすい印象を受けた。
また、LEDの情報表示インジケータがほどよく目に付かないのも印象がよい。普段は小さい電源LEDの点灯のみ(消音/無線LANオフ時はF11、F12キー上の赤色LEDも点灯)が視認でき、点滅するHDD動作や充電中を示すインジケータは本体の右側面にある。こちらは視認性や派手さの演出面で賛否あるが、過度なLEDの演出は照明を落とした室内など、利用シーンによってわずらわしく感じることがある。こちらは、ルビーレッドカラーで外観のあざやかさを演出する半面、利用者の使い勝手を意識したユーザーフレンドリーな配慮も感じ取れる。
タッチパッドは87(横)×43.5(縦)ミリのセンサー面に標準的な2ボタンを備える仕様で、使い勝手に困る部分はない。Synaptics製ドライバ(V.7.5)が導入され、2本指や端をなぞって操作するスクロール、つまむ動作で縮小、3本指で戻る/進むといったマルチタッチでのジェスチャー操作にも対応する。また、タッチパッド機能はタッチパッド左上のダブルタップで手軽にオン/オフできる。
搭載インタフェースは、低価格志向のモデルながらもかなり充実している。本体前面にALTEC LANSINGブランドのステレオスピーカー、本体左側面に光学ドライブ、USB 2.0×1、マイク/ヘッドフォン入出力、右側面にアナログRGB、1000BASE-T準拠の有線LAN、HDMI出力、マルチメモリカードリーダー、USB 3.0×2、盗難防止ロック用スロットを備える。ベーシックモデルながら2つのUSB 3.0とHDMI出力を普通に用意する点は、2011年に購入するPCとしては抜かりのない仕様である。
なお、排熱口が背面にあるのが少し珍しい。多くのノートPCは背面にバッテリーがあり、排熱口は本体の左右──多くは右手で行うマウス操作時に不快とならないよう左側面にあるが、左手でマウスを操作する人には優しくなく、本体の側面に冷えたドリンクを置くとPCの熱で生ぬるくなるなど、都合が悪いこともある。本機はバッテリーを本体底面の前部に配置する仕様のため、この季節は特に不快な熱を感じずに済む。細かいが少しうれしいポイントだ。
●あなどれないパフォーマンス Sandy Bridge世代のCPU+Radeon HD 6750Mを採用
続いてパフォーマンスをチェックする。
dv4-3100評価機の基本システムは、デュアルコア/Hyper-Threading Technology対応で、最大4スレッドの同時処理を可能とするCore i5-2410M(2.3GHz/最大2.9GHz)+Intel HM65 Expressチップセットの組み合わせに、4Gバイトのメインメモリ(DDR3)、500GバイトのHDD、BD-ROM/DVDスーパーマルチのコンボドライブ、14型ワイド液晶ディスプレイ(1366×768ドット)、そしてグラフィックスにRadeon HD 6750M(グラフィックスメモリ1Gバイト)を採用し、OSは64ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)をプリインストールする。
ちなみに、本機のグラフィックス機能はCPU統合のIntel HD Graphics 3000と、外部GPUであるRadeon HD 6750Mを切り替えて使用できる「スイッチャブルグラフィックス」仕様である。これにより、省電力/低発熱で動作させるならCPU統合グラフィックス、高いパフォーマンスを得たいなら外部GPUをというように、用途や利用シーンに合わせて半自動的に切り替えて利用できる。
こちらはグラフィックス機能の設定ツール「Catalyst Control Center」より、特定のアプリケーションを外部GPU(ハイパフォーマンス)で動作させるよう個別指定することも可能だ。同価格帯のベーシックPCの多くはCPU統合グラフィックスの仕様にとどまるため、同じ価格でより高いパフォーマンスを望むならかなりの評価ポイントとなる。
ベンチマークテストとして、外部GPUの有効/無効(CPU統合グラフィックス)別、および同世代のCPUを搭載する他機種と比較したところ、3D描画性能を計るテストでそこそこの差が付いた。比較対象としたVALUESTAR W VW770/ESは本機より上位のCore i7-2630QM(クアッドコア/2GHz/最大2.9GHz)を採用しつつ、グラフィックスはCPU統合のIntel HD Graphics 3000とする仕様だが、3DMark06で140%ほどスコアが上回った。また、Catalyst Control Centerで外部GPUの有効/無効で比較した3DMark Vantageの結果も130%ほどスコアの向上に結び付いた。半面、旧世代のゲームとなるFINAL FANTASY XI Official Benchmark3は、比較PCとのCPU性能の差がそのままスコアの差として表れている。
また、(端子が青色でないため判別しにくいが)本体右側面にUSB 3.0ポートを2基搭載する。USB 3.0対応の外付けストレージなどを用いることで、これまでのUSB 2.0接続より高速かつ快適にデータを転送できるようになる。USB 3.0対応HDDを使用したところ、シーケンシャルライト時で約340%の転送速度向上が確認できた。
バッテリー動作時間はカタログ値で約6時間である。バッテリー動作時間のベンチマークテスト「BBench 1.01」(海人氏作)で測定した(測定条件は、初期状態設定の60秒間隔でのWeb巡回と10秒間隔のキーストローク。通信は、評価機都合によりWiMAXルータ AtermWM3500RをリモートNDISデバイス/USBモデムとしてUSB接続したWiMAX環境で行った)ところ、電源プラン:省電力で約253分(約4時間13分)、同ハイパフォーマンス+Internet Explorerを外部GPU動作とするよう設定した状態で約184分(約3時間4分)動作し、残量7%で休止状態に移行した。
実消費電力は、電力プランをHP推奨モードおよび省電力モードにしたアイドリング時において、ワットチェッカー読みで約12ワット、高負荷動作時(3DMark06+外部GPU動作時)で約51ワット、フルHD解像度のMPEG-4 AVC/H.264動画再生+輝度を最大にした状態で約21ワットだった。PCゲームや映像再生を行うと消費電力はやや高くなるが、普段は40ワットクラスの白熱電球1つより低い消費電力で動作することが伺える。
本機は、家の中で手軽に持ち出し、好きな場所で楽しめる“ホームモバイル”の使い方を提案するモデルだ。実動約4時間という値は、常に持ち歩くリアルモバイルPCとするなら短いものの、ホームPCとして屋内/家庭内で使うなら及第点だ。映画タイトルを1〜2本視聴できるほどとなればそこそこ贅沢な値と思われ、別途数千円前後より購入できるUSB接続の地デジチューナー機器を用意してプライベートルーム用の地デジPCに仕立てるのもよいし、昼間の電力ピーク時にバッテリーで動作させるシーンにも対応できるだろう。
●Core i5+Radeon HD 6750Mの評価機構成で6万3000円 コストパフォーマンスはかなりよい
これまで、数万円台と比較的手軽に購入できる価格帯のPCは、絶対的なPCとしてのパフォーマンス、グラフィックス性能、メモリやストレージ容量、搭載インタフェースの種類・数など、何らかの妥協点が見つかることがあった。しかしHP Pavilion dv4-3100は、あとは何があれば……と考えるほどベーシックノートPCの範囲においてバランスよく仕上がっている。
性能・仕様・インタフェース・操作性・画面サイズ・重量・バッテリー動作時間、多くの購買ポイントで平均点以上と評価でき、価格についてはかなり高いポイントが与えられる。何しろ最小構成仕様(スイッチャブルグラフィックス+Pentium B940+2Gバイトメモリ+250GバイトHDD+DVDスーパーマルチ)で4万9980円から、今回の評価機構成(スイッチャブルグラフィックス+Core i5-2410M+4Gバイトメモリ+500GバイトHDD+BD-ROM/DVDスーパーマルチコンボ)と同じ「dv4-3117TX ルビーレッド・ブルーレイROMモデル」でも6万3000円である。
14型サイズのボディは、国内ノートPCで売れ筋の15.6型サイズよりほどよく小さく軽量だ。15.6型では大きすぎるが、モバイルノートPCとなると外に持ち出すわけではなく、やや高価になってしまう傾向と感じていたファミリー層にちょうどよさそうだ。また、スタンダードモデルには興味がないPCリテラシーが高めの層においても「ほうほう、この仕様でこの価格なのか。それならば家族用に。いやまてよ、もったいないので自分のセカンドマシンに」などと一考させるコストパフォーマンスを発揮するPCといえる。
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